このページでは、各務原市の自治会・シニアクラブ・子供会・花の愛好団体など公共の場所の花壇に植栽するための花苗配布の事前講習会をさせていただいている花創人が、花壇を作る時に気をつけたいコツをお教えします。 この夏に向けて配られる花苗は、ブルーサルビア、(青)、日日草(赤白)、メランポジューム(黄)です。 花苗を配布したときにお配りした資料は、こちらです(PDFで開きます)

☆サルビアファリナセア(ブルーサルビア)は、こんなお花です。

ひとつひとつの花は小さいけど、花穂は30~40cmにもなり、多数の藤青色の花を付けます。日当たりを好みます。乾燥しすぎると花や蕾が落ちてしまいます。

秋の植え替え時に株元で切り詰めておくと 来春、芽が出てまた楽しむこともできます。

H24各務原市水と緑コンクール市長賞つつじが丘上池クラブ花壇ブルーサルビア
H24各務原市水と緑コンクール市長賞つつじが丘上池クラブ花壇ブルーサルビア

☆ニチニチソウは、こんなお花です。

夏向きの丈夫な草花です。花の寿命は数日以内と短いのですが、古い花は自然に落ち、つぎつぎに咲くのでいつも美しい花が見られます。
乾燥には強いが、過湿にすれば徒長したり、根腐れを起こします。
姿が乱れたときは刈り込みます。

☆メランポジュームは、こんなお花です。

草丈は30cmくらいで 夏の暑さには 強いです。 ひまわりを小さくしたような花を咲かせながら、大きくなり 自然に こんもりまとまった形になります。 一年草ですから、霜が降りれば枯れます。抜き取る時に株を花壇の土に打ち付けておくと来年こぼれ種で生えてきます。
こぼれ種で花壇に生えてきたメランポジュウム
花壇に こんな感じの草 生えてきていませんか?
こばれ種で花壇に生えてきたメランポジーウム
草じゃなくて メランポジュームです。残しておいて使ってください。

☆植え付ける前のひと手間でモリモリに!

花苗は2.5号ポット(直径7.5㎝黒ポット)に入っています。とても小さな苗なので 植え付け前に『ピンチ』(摘芯)しておくと、脇芽が増えてモリモリな株になります。メランポジュウムは、そのまま植えていただいても 花を咲かせながら分枝し大きくなっていくので、『ピンチ』しなくても大丈夫です。

ブルーサルビア摘芯でモリモリ【花壇植え付けの前に】

日日草摘芯でモリモリ【花壇植え付けの前に】

☆植え付けについて

株と株の間は20cm~30㎝あけます。 黒いポリポットをはずして、根は、傷めないように気をつけて、あまり深植えにしないように植えつけます。 深植すぎると腐ります。浅すぎると乾燥で枯れます。花壇の土と、苗の土が密着するように 軽く押さえます。
花苗植え付けの深さ 花壇の土の面と植わっている根鉢の上の面の高さを合わせます

☆植え付け後の管理

【水遣り】 植えつけたらたっぷり水をやります。 蓮口を使って柔らかな水流で! 乾き気味に管理しましょう。自然の水やり(雨)に任せましょう。 やりすぎは、徒長、病気の元! 真夏は朝夕2回必要かもしれません 夏の 朝の水遣りは遅くても 9時までに!

【切り戻し】 姿が乱れたときは半分の高さまで刈り込みます。 伸びすぎた枝は、早めに切りつめます。

【追 肥】 切り戻しをした時、及び、下の方の葉が黄色ぽくなってきたら、 化成肥料を1㎡あたり 50g施して、十分水を与える (肥料の種類によって違います。袋の説明書をよく読んで)